WordPressの問い合わせフォームに営業メールやスパムが届く理由と対策

WordPressの問い合わせフォームに営業メールやスパムが届く理由
「ホームページを公開したら営業メールが増えた」は珍しくありません
ホームページに問い合わせフォームを設置すると、少しずつ営業メールやスパムが届くようになることがあります。
「問い合わせフォームが壊れているのでは?」
「WordPressだから狙われている?」
と不安になる方もいますが、必ずしもサイトに異常があるわけではありません。
問い合わせフォームは、本来お客様から連絡を受けるために外部へ公開している窓口です。
そのため、残念ながら営業目的の人や、自動プログラムからも利用される可能性があります。
今回は、WordPressの問い合わせフォームに営業メールやスパムが届く理由と、どのように対策すればよいのかを分かりやすく紹介します。
1.問い合わせフォームは誰でもアクセスできる
問い合わせフォームは、ホームページを訪れた人が自由に入力できる仕組みです。
これは便利な一方で
- お客様
- 求職者
- 営業担当者
- 自動送信プログラム
のすべてが同じ入口を利用できるということでもあります。
フォームを設置しただけでは
「これは本当のお客様」
「これは営業目的」
と自動的に判別することはできません。
ホームページが検索結果に表示されるようになるほど、問い合わせフォームも多くの人から見つけられるようになります。
問い合わせが増える可能性と、不要な送信が増える可能性は、ある程度セットで考える必要があります。
2.営業メールは、人が送っている場合も多い
すべての営業メールが自動送信とは限りません。
会社のホームページを検索し、問い合わせフォームから一社ずつ営業を行っているケースもあります。
例えば
- Web制作
- SEO対策
- 採用支援
- 人材紹介
- 広告
- 補助金支援
- OA機器
- インターネット回線
などの営業です。
このタイプは、人が文章を入力していることもあるため、単純なスパム対策だけでは完全に防げません。
日本語で自然な文章が書かれていても、営業目的であることはあります。
そのため、自動スパム対策と営業メール対策は分けて考えることが大切です。
3.自動プログラムがフォームを探している
インターネット上では、問い合わせフォームを自動的に探し、文章を送信するプログラムも動いています。
こうしたプログラムは、人間のように一つずつサイトを読んでいるわけではありません。
フォームの構造を検出し
「名前」
「メールアドレス」
「本文」
などの入力欄へ自動的に文字を入れて送信します。
そのため、突然
- 英文メールが大量に届く
- 意味の分からない文字列が届く
- 海外サイトへのURLが書かれている
- 同じような内容が繰り返し届く
といったことがあります。
WordPressだけの問題ではなく、公開されている問い合わせフォーム全般で起こり得るものです。
4.フォームを設置しただけでは十分な対策にならない
WordPressでは比較的簡単に問い合わせフォームを作れます。
しかし、フォームを作ったことと、迷惑送信への対策を行ったことは別です。
初期状態のまま長期間運用すると、サイトによってはスパムが増えていくことがあります。
必要に応じて
- CAPTCHAなどによる自動送信対策
- Honeypotなどを利用したボット判定
- 入力内容のチェック
- 送信回数の制限
- 特定条件の送信拒否
などを組み合わせます。
ただし、対策を強くしすぎると、本当のお客様まで問い合わせできなくなる可能性があります。
「全部止める」のではなく、正常な問い合わせを残しながら不要な送信を減らすことが重要です。
5.日本語サイトでも海外スパムは届きます
「日本語しか書いていないホームページなのに、なぜ海外から英語メールが届くのだろう」
と思うことがあります。
自動送信プログラムは、サイトの文章を丁寧に読んで問い合わせ先を選んでいるとは限りません。
フォームが見つかれば機械的に送信するため、日本国内の小さな会社のホームページにも届きます。
このような場合は
「問い合わせ本文に日本語がほとんど含まれていない」
などの条件を利用して、明らかな海外スパムを減らす方法もあります。
ただし、外国人のお客様から問い合わせを受ける可能性がある会社では、この方法が適さないこともあります。
事業内容に合わせて調整する必要があります。
6.営業メールには「営業・提案」の入口を作る方法もある
営業メールを完全に技術で判別することは難しいため、フォーム自体の作り方を工夫する方法もあります。
例えば、問い合わせ内容を
- サービスについて
- 採用について
- 営業・提案
- その他
のように分けます。
営業目的の送信者が正しく選択してくれれば、メールの件名や振り分けルールを変えることができます。
営業メールそのものがゼロになるわけではありません。
それでも、通常のお客様からの問い合わせと区別できるだけで、日々の確認はかなり楽になります。
問い合わせフォームは、送信してもらうためだけの設備ではありません。
受け取った後に、担当者が処理しやすい形まで考えて設計することが大切です。
7.「問い合わせが届いたか」だけでなく動作確認も必要です
スパム対策を追加した後は、必ず通常の問い合わせが送信できるか確認します。
例えば
- 正常な日本語の問い合わせ
- スマートフォンからの送信
- Gmailなど外部メールからの問い合わせ
- 自動返信メール
- 管理者への通知メール
などです。
迷惑メールを減らすことに集中しすぎて、本当のお客様からの問い合わせまで止めてしまっては意味がありません。
また、フォーム上では「送信しました」と表示されても、メール側の設定によって管理者へ届かないこともあります。
定期的に、自分でテスト送信することをおすすめします。
スパム対策は一度設定して終わりではありません
迷惑メールを送る側の方法も変化します。
最初は英語のスパムばかりだったのに、しばらくすると自然な日本語の営業文章が増えることもあります。
そのため
「一度対策したから大丈夫」
ではなく、実際に届いているメールを見ながら調整していくことが大切です。
例えば
英語スパムが増えたら、日本語率の判定を見直す。
長文の営業メールが増えたら、本文の特徴を確認する。
特定の送信パターンが続くなら、その条件に合わせて対策する。
このように、実際の状況に合わせて少しずつ改善していきます。
TrusKiteでは、実際に届いているメールを見ながら調整します
TrusKiteでは、問い合わせフォームへ対策を入れる場合、単に強い制限をかけることはしていません。
現在どのようなメールが届いているのかを確認し、その会社に合った方法を考えます。
例えば
- 現状の設定確認
- 問い合わせ項目の整理
- 自動返信メールの設定
- 営業・提案の分類
- 海外スパムの判定
- 入力文字数のチェック
- CAPTCHA等の導入
- 送信テスト
- 管理者へのメール到達確認
などを組み合わせます。
問い合わせフォームは、ホームページとお客様をつなぐ大切な入口です。
厳しく閉じすぎてもいけません。
かといって、迷惑メールで本当に必要な問い合わせが埋もれてしまう状態も避けたいところです。
大切なのは、本当の問い合わせを見失わないこと
営業メールやスパムが一日に何件も届くようになると、確認すること自体が負担になります。
そして一番困るのは、その中にある大切なお客様からの問い合わせを見落としてしまうことです。
スパムを完全にゼロにすることだけを目標にする必要はありません。
必要な問い合わせをきちんと受け取り、不要なメールだけをできる限り減らす。
そのバランスを整えることが、問い合わせフォームの運用では重要です。
ホームページを作ったときは問題がなくても、数年後には状況が変わっていることがあります。
最近、営業メールやスパムが増えてきたと感じたら、TrusKiteにご相談ください。
現状の分析と対策を考え、最適な環境をご提案いたします。
※スパム対策の方法は、WordPressや使用しているフォームプラグイン、事業内容によって異なります。
※強すぎる送信制限は正常な問い合わせを遮断する可能性があるため、設定後の送信テストが重要です。